8月29日マタイ福音書14章22節から33節「しっかりしなさい。わたしだ。」
向かい風が強く前進することができない弟子たちの舟。舟には漁師だった人も乗っていたがその経験も役に立たないほどの荒れ模様でした。
夕闇がせまりやがて夜中になってしまう。あっという間に時間が過ぎていった。
強風の湖の上で疲労困憊する弟子たち。そこにイエスが水の上を歩いて舟に近づいてきてくださった。弟子たちは「助かった」とは思わずに「幽霊だ」とまったく反対の態度になった。恐怖心が冷静な判断を狂わせた。
イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。
するとペテロが答えて、「主よあなたでしたら、私に命じて、水の上を歩いてあなたのところに行かせてください」と言った。
イエスは「来なさい」と言われた。そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスのほうに行った。
14:30 ところが、風を見て、こわくなり、沈みかけたので叫び出し、「主よ。助けてください」と言った。
14:31 そこで、イエスはすぐに手を伸ばして、彼をつかんで言われた。「信仰の薄い人だな。なぜ疑うのか。」
14:32 そして、ふたりが舟に乗り移ると、風がやんだ。
14:33 そこで、舟の中にいた者たちは、イエスを拝んで、「確かにあなたは神の子です」と言った。
強い向かい風に悩まされる弟子たちの姿にわれわれの姿も重ねて見えます。
強い向かい風は波となって舟を襲います。昨年から私たちを襲う波はCOVID19の感染の波となって襲ってきます。
主イエス・キリストが舟に乗り込むと風がやんだ。我々にもこのお方が必要なのです。
荒波の中でもイエスは心に平安を与えてくださるお方です。
今のこのような時こそ主イエスを求めてまいりましょう。
「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」